戦後、圧倒的な食糧不足にあった沖縄に豚を送り届けてくれたのは、ハワイに住む、沖縄出身の日系移民の方々だったそうです。「フル(豚小屋)にウァー(豚)なし」の新聞記事を目にした、ハワイのウチナーンチュは、「故郷、沖縄に豚を送りましょう」と歌詞をつけた“恵みの歌”をつくり、毎日ラジオで『ウルマ・メロディ』を繰り返し放送し、募金を呼びかけたそうです。
結果、5万ドルという大金が集まり550頭の豚が沖縄に送られることになりました。豚の付添い人は7人の男。船での輸送距離なんと5千キロメートル。約1ヶ月に及ぶ苦難の航海を経て、550頭の豚は沖縄の地に辿り着くことができたのです。現在の沖縄においても重要な食文化のひとつである豚を絶やすことなく今日に受け継ぐことができているのもハワイのウチナーンチュの方々の並々ならぬ努力と勇気、そして“結いマール(助け合い)”の精神のおかげ。この故郷を愛してやまない心に敬意を表すと共に、感謝の気持ちを込めて、BEGINは恩返しを思い立ちました。
BEGINは、2004年にハワイで行われた『Okinawan Festival』への出演の為に、現地を訪れた際、実際に豚の運搬に立ち会ったという7人の勇士の1人であり、ただ一人ご健在の上江洲易男さんにお会いすることができました。
直接お礼を伝え、最初の『一五一会』を手渡すことが叶いその他にもハワイオキナワセンターに、現在4本の『一五一会』を手渡す事ができています。残り546本…。時間は掛かるかもしれないけど、長い歳月を掛けてでもこの恩返しを果たしたい。そう願っています。上記のように豚の基金を集めたのも、“うた”でした。やっぱり“うた”の持つ力って大きい。だからこそ音楽で恩返しを、すなわち“音がえし”を提唱したいと思います。“ありがとう”の気持ちをいつまでも胸にとどめ子から孫の世代までこのエピソードを語り伝えていきたいから・・・。
皆さんからお預かりした募金で楽器(三線・パーランク・大太鼓・一五一会など…)を購入し、ハワイオキナワセンターに贈らせて頂きます。募金活動の今後の状況は、毎年の“うたの日”などで必ず報告をさせて頂きます。(2005年6月)
残り499 (2019年分まで)
三線8丁、一五一会76本(ベーシック・音来・奏生)、沖縄指笛10個、鼻笛フッピー70個
※鼻笛フッピーは10個=1セットと換算しております。
この募金活動は2005年6月25日の「第5回うたの日コンサート」より開始し、今後の募金は毎年の「うたの日コンサート」の会場のみで 受付させて頂いております。
ご理解、ご協力の程宜しくお願い致します。
(問)BEGIN OFFICIAL FANCLUB「かりゆしネット内」【お問い合わせフォーム】
https://fc.dps.amuse.co.jp/begin/qa/contact
※順次回答させていただきますが、お問い合わせ内容によっては、確認にお時間をいただく場合がございますので、予めご了承ください。
※1週間経っても連絡がない場合は、お手数ですが再度お問い合わせフォームよりご連絡ください。